Wednesday, December 2, 2009

モンゴルがメダル3個確定・世界ボクシング

イタリアのミラノで行われているアマチュア世界ボクシング選手権大会のメダリストたちが名を連ねた。
各級の準々決勝が終わった段階で準決勝進出した選手たちがメダルを確定する。これから準決勝と決勝でメダルの色を変えるための戦いが続く。
ロシアが8個、キューバとウズベキスタンが4個、ウクライナが3個と強豪国が確実にメダルを確定する中、モンゴルは史上初のメダル3個を確定した。
前回大会まではメダル数僅か4個(銀3、銅1)で、複数メダル同時獲得の例がない。

シドニー五輪とアテネ五輪に出場を果たした選手はそれぞれ1人だけ。そのモンゴルボクシング代表は昨年の北京五輪では4人が出場し、金1個、銀1個と世界中を驚かせた。今大会もそのフィーバーが続いてる。

モ ンゴル国内でオリンピックメダルを獲得したことのある「トップ4スポーツ」のうち1970年代世界でトップ4に入る位だったレスリングが低迷す るなか、他の3つのスポーツ(柔道、ボクシング、射撃)はメダルラッシュと言っていい。つい最近開催された世界柔道では史上初の金メダルを獲得したばか り。

面白いことに、メダルが確定した3選手はモンゴルのボクシングの3世代を代表する。

北京五輪48キロ級銀メダリスト セルダンバ選手。五輪では決勝戦で無念の怪我で棄権し、銀メダルに終わった。リベンジに燃えている彼が今回軽々と準決勝進出を決めた。54キロ級五輪金メダリストのバダル・オーガン選手が欠場しているかこそ彼に金メダルを期待したい。

そ して、51キロ級は「ゴールデン・ボーイ」トゥグスツォグト選手。ボクシングを始めて3年、僅か17歳である。初戦こそ緊張して苦しみました が、世界の強豪と互角以上の戦いを見せて、勝利を重ねて初出場初メダルという結果。モンゴルだけでなく、世界も新しいスターの誕生を認めていることだろ う。今回優勝できなくても、これから長く明るい道が彼を待っているはず。

64キロ級は実力者ムンフ・エルデネ選手。黒人のハーフだけあっ て抜群の身体能力の持ち主。モンゴルのボクシングが世界から遠ざかっていた次代、 一人で牽引し、アテネ五輪出場を一人で決める等活躍していた。昨年の五輪ではメダルをかけた一戦で敗れて、悔しい思いをしているだけに27歳の夏のこのメ ダルは価値あるだろう。

男たちの熱い戦いが続く

0 sanal setgegdel:

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